東翔高校Q&A

毎年行っている中学校訪問において、よく質問される項目とその回答をまとめてみました。質問は大きく分けて次の5つに分類されます。

 1.学校全体に関すること
 2.授業に関すること
 3.系列選択に関すること
 4.学校生活に関すること
 5.進路に関すること
 6.費用に関すること
 7.入学試験について
 8.入学後の生活について

1.学校全体に関すること

Q1
東翔高校の校風は何ですか?
A1
いろいろあると思いますが、明るく、元気が良く誰に対してもよく挨拶ができる生徒達です。部活動も盛んで、全道・全国に出場する部活動もあります。
また、学校祭や行事の取り組みも大変積極的で、自主的な活動が多く見られます。


Q2
東翔高校で、他の高校にない施設・設備は何ですか?
A2
教室としては「マナー実習室」、「プログラミング実習室」、「マーケティング実習室」をはじめとする、商業関係の教室の他、トレーニング機器を置いた「トレーニング室」や電子ピアノが10台以上並ぶ「音楽室C」などがあります。
また、最新のコンピュータ(150台以上)やソフトウェア(商業関係以外にも、音楽作成ソフトや家庭科用ソフトも含みます)なども完備しています。詳しくはこちらを参考にしてください。
木材を多数使用している明るく暖かい印象を持つ校舎であり、全道的にも珍しい弓道場も備えています。


Q3
制服のデザインはどうですか?
A3
コムサでデザインした三つボタン、ブレザータイプの制服です。


Q4
修学旅行はどこへ行きますか?
A4
年度によって行き先は異なりますが、関西・関東方面を訪れることが多いです。過去には平和学習のため、長崎を訪れたこともあります。

 

2.授業に関すること

Q1
授業は分かりやすさ、進度のどちらに重きをおいていますか?
A1
1年次の殆どの教科や、2・3年次の必修科目では分かりやすさを重視しつつも、基本的な事項ですので進度も重視しています。ただし、学習内容は中学校と比べてだんだん高度となるので、1年時の英語では少人数制授業を実施し、きめ細かな指導を心掛けています。
2・3年次では、大半の科目が選択授業です。選択授業は、自分の将来に対して必要な科目や、興味関心がある科目をとっているわけですから、内容もさらに高度になります。家庭学習をしない生徒にとっては、早く進むと感じるかもしれません。また、選択科目の多くは30人以下で行うことが多くなる予定です。
十分な家庭学習があり、分からないところはすぐに教科担任の先生に確認するようにすれば、進度・内容とも問題なくついていくことができるはずです。


Q2
宿題の量は多めですか?
A2
宿題(課題)はあります。多いかどうかは個人によって感じ方が異なると思いますが、常識的な範囲だと考えています。


Q3
年間にテストは何回ありますか?
A3
定期テストは4回です。その他に、夏季・冬季休業明けに課題テスト・確認テスト、各教科が実施する小テストなどがあります。


Q4
夏季や冬季に補習授業はあるのですか?
A4
あります。高校の目的にはいろいろありますが、第一の目的は、高校生としての学力を身につけてもらうことです。そのため、学力が不足と判断された場合には、夏季・冬季の補習によって補います。高校では授業に出席をした上で一定の成績を修めなくては、卒業が認められず、4・5年と卒業まで時間がかかってしまうことがあります。
その他に、希望者による進学のための講習を放課後、並びに長期休業中に実施しています。

 

3.系列選択に関すること

Q1
科目選択より系列選択に変わったようですが、系列とはどのような仕組みですか?
A1
 本校、総合学科の特徴は、自分の進路希望や関心にあわせて系列・科目を選択できることです。本校はこれまで、多くの科目郡の中から、各自で科目を選択してきました。それらの科目は、生涯学習の基礎を培う科目から、上級学校への進学に対応するための内容を扱う科目までレベルも様々あります。
 しかし、それらは大変重要な作業のため、かなり難しい作業でもありました。よって、それらを5つの系列にまとめ、その中から選べるようにしました。まとめることにより、各々が更に切磋琢磨し、人間形成を深め、進路実現に向け歩んでいけるようになることが期待されます。

★5つの系列について★
【人文科学系列】
日本と世界の歴史、社会、文化、生活などについて理解を深め、広い視野から現代社会の様々な課題を見いだし対応できる能力を養います。
国語、地理歴史、公民、英語に関する科目を配置し、人文系や社会科学系の大学や短大への進学、および就職・公務員を目指す生徒に適しています。

◎文系大学(古典等を必要とするもの)・短大・専門学校・就職・公務員

【自然科学系列】
身の回りの現象や環境、物事の成り立ちについて、原理や法則をふまえた理解を深め、論理的・科学的に思考する能力を養います。
数学、理科、英語に関する科目を配置し、理工系の大学や短大への進学、および公務員を目指す生徒に適しています。

◎理系大学・短大・専門学校・公務員
           
【看護医療系列】
看護に関する基礎的な知識を身につけ、医療従事者にふさわしい人間性を養います。
国語、数学、理科、英語に関する科目を配置し、看護医療系への進学を目指す生徒に適しています。

◎医療看護系大学・短大・専門学校・看護学校
       

【生活創造系列】
家庭生活や芸術についての技能の修得と理解を深め、豊かな生活を創造する能力を養います。
家庭、芸術に関する科目を中心に配置し、それらに関する上級学校への進学を目指す生徒に適しています。

◎芸術・家庭系大学・短大・専門学校・就職

   
  【ビジネス系列】

ビジネスやコンピュータに関する基礎的・基本的な知識・技術を習得し、ビジネス活動に実践的に活用できる能力と態度を養います。
流通、簿記、会計、情報に関する科目を中心に配置し、民間企業への就職ならびに商業系、経営系、情報系の上級学校への進学を目指す生徒に適しています。

◎商業・情報系大学・短大・専門学校・就職
         ※卒業生の進路先につきましては、ホームページ内「進路状況」をご覧ください。

 

Q2 new
系列の定員の枠はあるのですか。

A2
原則各系列には定員は設けませんが、将来の進路等を考慮に入れて、保護者・担任の先生とともに相談した上で、適切な系列選択をさせています。一部の系列・選択科目に、教室の収容数や教材に人数制限がありますので、進路上どうしても必要な生徒について優先し、その後、自分の進路・将来の夢をよく考えた上で系列選択するよう指導し、それでも絞りきれない場合は、抽選を行っています。

 

Q3new
看護医療系列を希望して、3年次に進路変更があった場合、系列変更も含めて対応可能ですか。

A3
系列の変更は原則として認めていません。一部の教科で順序性(例:3年次「音楽Ⅲ」を履修する生徒は必ず2年次に「音楽Ⅱ」を履修しなければならない)があるためです。ただし、進路変更等やむを得ない理由がある場合、本人の不利益にならないよう、十分相談の上、できるだけ柔軟に対応していきます。

 

Q4new
万一、系列が変わっても単位取得上で高校卒業できない等の不具合は生じないのですか。

A4
どこの系列を選んでも、高校卒業に必要な必履修科目は修得することになるので大丈夫です。

     

4.学校生活に関すること

Q1
バイトしても良いのですか?
A1
定期考査前は禁止です。アルバイトをする場合は、学校の許可が必要です。許可条件は、保護者が責任を持ち、学習成績・出席状況に問題がないことです。生活に乱れがある時は許可されません。
ただし、アルバイトは家庭の経済状況等の理由がない限り勧められません。アルバイトをして学習成績が下がることや生活のリズムが崩れる話はよく聞きます(アルバイトをして成績が上がったり、生活習慣が良くなった話は全く聞きません)。


Q2
校則で厳しくしているところは何ですか?
A2
校則の内容はごく一般的なものであり、制服、頭髪に係わることやSNSの不適切な書き込みなどを意識してください。高校生としての自覚をもち、他者や地域を大切にする心をもって行動してください。


Q3
携帯電話を使用しても良いのですか?
A3
授業中(テストや集会・行事なども含む)は許可がない限り禁止です。休み時間等は特に制限を設けてはいません。本校は、携帯電話の所持等を規制する校則はありませんが、歩きスマホの禁止など使用のマナーについてはしっかり指導しています。


Q4
罰則の内容は何ですか?
A4
罰則という考え方はありません。生活面の指導内容という意味での質問だと思います。基本的に中学校と変わりませんが、違いとして、触法行為ならびにそれに準ずる行為については、家庭で十分反省をし今後の生活を考えてもらう停学という指導措置があります。


Q5
部活は何時から何時までですか?
A5
原則として、16時ぐらいから19時の間ですが、部活動によって、また、同じ部活動でも時期によって異なります。


Q6
学校祭は主に何をするのですか?
A6
クラス単位で行うものは、仮装パフォーマンス、クラス企画、垂れ幕です。その他に、部活動発表や個人の有志発表などが行われます。

 

 

 5.進路に関すること

Q1
卒業後の進路はどうですか?
A1
進路決定先一覧はこちらをご覧下さい。

 

 6.費用に関すること

Q1
納める費用には何がありますか?
A1
生徒会費・PTA会費(月6,300円で9月まで)があります。その他に、その時期に集める入学料(5,650円)・入学時諸納金(20,000円)・実習費・教科書代・宿泊研修費・見学旅行費など様々なものがあります。条例の改正やその他の状況により、毎年若干異なります。


Q2
教科書は全部でいくらですか?
A2
費用は選択した科目によって異なります。従って、2・3年生はいくらとは言えません。平成29年度入学生は17,365円です。辞書購入希望者は、辞書代がさらにかかります。
2・3年生は5,000円~15,000円と幅があります。


Q3
制服はいくらですか?
A3
既成のサイズで、ブレザー、スラックス・スカート、ニットベスト、ブラウス、ネクタイ併せて53,000円ちょっとです。特注サイズは高くなります。また、予備を買うとさらに費用がかかります。

 

7.入学試験について

Q1 new
入試で「複数尺度に基づく選抜」について、どの程度厳密におこなわれていますか。

A1 
本校の一般入試は、学力検査と個人面談を実施しております。「複数尺度による選抜で重視する項目」では、「学力:評定=9:1」「評定:学力=6:4」で実施しております。学力検査・個人調査書・面接などの複数の尺度により、厳密に選抜しております。道立の高等学校では、尺度の割合は違いますが、どの学校でもそれぞれの方式で厳密に行っております。

 

8.入学後の生活について

Q1new
遠方からの入学希望者に下宿等の斡旋はありますか。

A1
近くに国立大学・看護学校などもあり、アパートや下宿等はたくさんあります。本校では直接斡旋していませんが、高校生が過ごしやすい環境は整っていると思います。